帝蚕倉庫のいま | 建築マニアクス

帝蚕倉庫のいま


帝蚕倉庫1

2008年8月時点の帝蚕倉庫です。

解体がかなり進んでいます。帝蚕倉庫北仲営業所倉庫は保存される1棟を残し、解体されました。
白いモダンなビルだった帝蚕倉庫第一帝蚕ビルも解体されました。
クレーンが特徴だった帝蚕倉庫H号倉庫も解体すでに解体されているのでみなとみらい側が
よく見えるようになりました。

跡地は森ビルが再開発 するそうです。
横浜ヒルズとかになるんですかねえ、でも海がすぐそこだしヒルズはないか・・・。

帝蚕倉庫。
名前に蚕という文字がある通り生糸貿易のため、保税用に建築された倉庫です。
当時はこの倉庫まで線路が敷かれていて、生糸を運んできたそうです。

生糸は八王子から運んできたものが多かったそうです。
八王子は生糸の一大産地で、また集積地でもあったそうです。
そういえばユーミンの実家は老舗の呉服屋さんでしたね。

ちなみに横浜線も当初は生糸を運ぶために作られた横浜鉄道という私鉄が前進だそうです。

もはや生糸は外貨獲得のための国策製品ではなくなり、墓標のように帝蚕倉庫だけが残されていましたが、
姿を消すことになります。

まあでも一部は保存されるということなので少し安心しています。

来年は横浜開港150周年です。
次の世代にも誇れる施設を作ってほしいですね。


帝蚕倉庫の写真を少し・・・・

<定点観測>
2年くらい前ですね。取り壊し前です。

帝蚕倉庫1


こちらが多分3ヶ月くらい前の写真。

帝蚕倉庫1


で、これがつい最近の写真です。

帝蚕倉庫3


取り壊し中の帝蚕倉庫。
(クリックで拡大できます)

帝蚕倉庫7 帝蚕倉庫6 帝蚕倉庫5 帝蚕倉庫4



これが取り壊される前の帝蚕倉庫第一帝蚕ビルです。





取り壊し前にはこんな写真も撮ってみたり。

帝蚕倉庫3


夜に写真も撮ってみたりしました。




まだまだ過去に撮った写真があるので、機会があれば公開しようと思います。