建築マニアクス -3ページ目

嗚呼!!大阪万博!

ぽむ吉マニアックス-太陽の塔1

今年の冬でしたが、上野の国立博物館で大阪万博の展覧会があったので行ってきました。
大阪万博が大好きなんですよね、僕。

テーマが人類の進歩と調和ですからね。
これから未来に向かってますます発展していくという希望があった時代の万博だったわけで、
今見てもわくわくするんですよ。

上の模型はお祭り広場と太陽の塔です。とても精巧です。
知らなかったのですが、この屋根の部分に空中展示部門があったそうです。
万博は未来の先取りですから、未来の空中都市の構想をこのような形で実現させたのかもしれないですね。




ぽむ吉マニアックス-目からビームの太陽の塔


ぽむ吉マニアックス-輝く太陽の塔

万博開催中の太陽の塔は目から光線が出てたんですね。カッコイイ。




ぽむ吉マニアックス-人間洗濯機

ぽむ吉マニアックス-人間洗濯機2

コレが見たかったんです。

サンヨー館のウルトラソニックバスという名の人間洗濯機(笑)
当時から髪はどう洗うの?という冷静なツッコミがあっとか、なかったとか。
モデルさんはプロ意識がすばらしいですね。



ぽむ吉マニアックス-サンヨー館内部2

これもサンヨー館。
レトロフューチャーな感じがたまりません。奥の丸い部屋に入りたい。



ぽむ吉マニアックス-大阪万博グッズ

当時のノベルティーグッズですね。ほしいなあ。



ぽむ吉マニアックス-人大杉

人が多すぎですね。
確か1日の最高入場者記録が80万人とかです。
福井県の人が全員ごっそり万博に行って、県内にだれもいなくなる人数ですね。すごすぎる。




ぽむ吉マニアックス-大阪万博全体模型 ぽむ吉マニアックス-鉄鋼館
ぽむ吉マニアックス-みどり会 ぽむ吉マニアックス-リニア ぽむ吉マニアックス-太陽の塔2 ぽむ吉マニアックス-サンヨー館 ぽむ吉マニアックス-三菱未来館 ぽむ吉マニアックス-日立館

そのほかにも模型がたくさん展示してありました。
僕の好きなガスパビリオンの模型はなかったですけど。



ぽむ吉マニアックス-大阪万博ポスター3 ぽむ吉マニアックス-大阪万博ポスター2 ぽむ吉マニアックス-大阪万博ポスター1 ぽむ吉マニアックス-太陽の塔2 ぽむ吉マニアックス-携帯電話 ぽむ吉マニアックス-サンヨー館


ぽむ吉マニアックス-オーストラリア館 ぽむ吉マニアックス-スイス館 ぽむ吉マニアックス-ソビエト館 ぽむ吉マニアックス-からくり人形 ぽむ吉マニアックス-大阪万博バッチ ぽむ吉マニアックス-太陽の塔がいっぱい
ぽむ吉マニアックス-かなしみの塔 ぽむ吉マニアックス-よろこびの塔
ぽむ吉マニアックス-ガスパビリオン ぽむ吉マニアックス-日本館制服

写真を自由に撮っていい展覧会だったので、かなり写真を撮りまくりました。

またこういう展覧会を是非開催してほしいですね。

ヴィンテージマンションへようこそ!


ぽむ吉マニアックス-ビンテージマンション2

ヴィンテージ。いい響きですね。
ヴィンテージワイン、ヴィンテージカーなどありますけど、僕が紹介したいのはヴィンテージマンションです。

上の写真は山下公園ハイツといって、山下公園まで徒歩1分というすばらしいロケーションです。

ヴィンテージマンションは以下のような条件に当てはまるマンションを指します。
(必ずしもすべて当てはまるわけじゃないですけど)

・1970年代までに建設
・モダニズム建築
・エントランスまでが長い
・なぜか日本庭園がある
・敷地目いっぱいに建てていない
・名前が○○ハイツ
・築年数が古いのに価格が下がらない、むしろ上がる

こんな感じです。この山下公園ハイツもこの条件にかなり当てはまっています。1971年に建てられていますし。
調べたところ3000万円以下 で買えるので、賃貸暮らしの僕にとってかなり魅力的です。
嫁さんはきっと反対でしょうけど(笑)



ぽむ吉マニアックス-ビンテージマンション1

こちらは道路を挟んで向かいがフェリス女学院の、スチュアートプラザです。
1969年築だそうで、雰囲気がすばらしいですね。ネットで調べたのですが、ほとんど検索にヒットしませんでした。
ほとんど売りに出ないと言うことでしょうね。

マンションといえば新築!みたいなところはありますが、僕はヴィンテージマンションにかなり惹かれます。
高嶺(高値?)の花なんで、手が出ないでしょうけど(笑)

ブログについて思うことと、建築の保存について思うこと。

ぽむ吉マニアックス-大阪ダイビル

ぽむ吉マニアックス-大阪ダイビル
月に一回更新するかどうかといったブログになってからしばらく経ちます。

このブログを始めてから4年くらい経つわけなんですが、この4年間でかなり変化がありました。
結婚→第1子誕生、転職2回、引っ越し3回、甲子園出場1回。

最後のひとつはウソですが、かなりライフステージが変わりました。
こういう状態なわけですから、ブログの更新とか週末に一時間以上かけて好きな団地を見に行ったりという
反家族的な行動は取れなくなりました。4年という年月はそれくらい変化が起きる年月なんですよね。

そんな僕に限らず、他のブロガーの方も、1年目は試行錯誤だけど勢いもあり更新回数も多く、
2年目はやや更新が減るものの方向性が定まりとても面白くなってきて、3年目ともなると
その辺の雑誌のコラムなんかよりも全然面白かったりするわけです。

でも徐々に更新回数・充実度共に低下し、いつの間にかさっぱり更新されない。
なんてパターンをよく目にします。

僕もご多分に漏れずそんなパターンにはまっているのですが(面白いかどうかは別として…)、
そりゃあ3年以上経てば上に書いたみたいに相当環境も変わるわけで、あたり前という気もします。
それでもやはり好きなブログの更新がなくなるとさみしいものですが、きっとブログにかける時間がないほど
生活が充実しているということでしょうから、それはそれでとてもいいことなのだと思います。
また、長く続いているブログを見ると、単純にすごいなあと思ってしまいます。


全然話題は変わるんですが、一番上の写真は大阪の中之島にある大阪ダイビル(1925)です。
取り壊しが決定しています。

取り壊し直前になって保存の是非を巡る論争がまた間違いなくおきると思います。
だいたいにおいて保存側は文化的価値を訴え、建替え派は経済的なメリットを訴えます。

それはある意味当然な事で、建築は文化的価値と実用的価値の両方の要素から成り立っている
ものだからです。また、建築は規模の大きく人や環境に与える影響がとても大きいため、
有名建築の取り壊しの度に、にぎやかな論争が繰り広げられます。
最近は鳩山先生のご活躍(?)もありますしね。

なのでこの論争は建築が背負っている業なんでしょう。僕は保存派ですけど。

例えば車も文化的価値と実用的価値の両方の要素が内在しているわけですが、
基本的には個人の所有物の範囲で収まるわけで、廃車になったりしても論争は起きないわけです。
なので、この手の議論が起きるのは建築の保存問題だけだと言えます。

またそんな論争のなかで歴史的建築の部分保存といった折衷案が出てきて、
保存派からも建替え派からも不評を買うといった微笑ましい光景も繰り広げられていたりしますが、
ダイビルもそんな先達の列に加わってたりするのでしょうか。

大阪ダイビルの中には喫茶大大阪というカフェがあります。大阪に住んでいたときに何度か行きました。
店員さんと少し仲良くなったので、大阪を離れるときに、ダイビルを撮った写真とダイビルの記事が載っている
雑誌をカフェに置いてくださいとプレゼントした思い出がありますが、久しぶりにネットで検索したら
4月に閉店するみたいで残念な気持ちになってしまいました。

コクーンタワー ~ 繭は立つのか?

ぽむ吉マニアックス-コクーンタワー

もう去年の夏の話になりますけど、建築好きと公言するからにはコクーンタワーでも見に行かないとなー。
と思い、新宿まで見に行ってきました。

モード学園(東京モード学園、HAL東京、首都医校)が入っているそうなのですが、
名古屋のスパイラルタワーといい、専門学校のビルは奇抜なものが多いですね。
そういえば梅田にある大阪モード学園もちょっと形が変わっていたような気が・・・

学校のイメージを形作る上で、意図的に奇抜にしているのでしょう。
歴史のある大学に対抗するためには先進的なイメージでアピールする戦略と言うことなのでしょうか。

でもやはりあれですね、コクーン(繭)をイメージしているとの事ですが、繭は立たないと思うんですよね。
まあ話題になると言うことは、コクーンタワーの戦略に嵌っているということなのかもしれないですね。

何かと話題の中央郵便局

ぽむ吉マニアックス-大阪中央郵便局
本当は今話題の東京中央郵便局の写真を載せたかったのですが、なかったので大阪中央郵便局の写真です。
しかも去年の夏に撮った写真なのでちょっと古いですが、、

僕はモダニズム建築が大好きで、ドコモモジャパンの会員にもなってたりします。
なので個人的には鳩山邦夫大臣には是非がんばっていただきたいと思ってます。

ちなみにこの写真の大阪中央郵便局と、東京中央郵便局の設計者は吉田鉄郎(1894年~1956)という方で、
建築界では有名な方です。

でもニュースを見ていると、東京中央郵便局を残してほしいと言っている方は少ないみたいですね。
やはりモダニズム建築のよさというのは、東京駅のようなレンガ造りの近代建築と比べて伝わりにくいのだと
思います。

近代建築はレンガとかレリーフとか見た目の装飾で、今にはない貴重さがなんとなく伝わりますが、
モダニズム建築は装飾とという要素をそぎ落として、プロポーションの美しさで勝負する建築なので
よさがなかなか伝わりにくいんですよね。

強引に例えると近代建築は見た目にもおいしい「ちらし寿司」ですね。ぱっと見もう華やか。
翻ってモダニズム建築は魚沼産コシヒカリを天然水で炊いた「銀シャリ」ですかね。
素材そのもののおいしさで勝負!みたいな。

でも「ただのご飯じゃん」って言われたらそれでおしまいなんですよね。

一度じっくりかみしめてください。味わい深いですよ銀シャリ、じゃなかったモダニズム建築。
鳩山大臣はグルメだと思います。

山下公園近辺の夜景2

ぽむ吉マニアックス-山下公園

夜、工事現場ノ光

ぽむ吉マニアックス-工事現場

三菱一号館

ぽむ吉マニアックス-三菱一号館

どうなんでしょう。このレンガの建物を初めて見る人は「高層ビルに囲まれて、
取り壊されずに頑張っているなあ」ときっと感じるのだと思います。

これ、2010年に完成する新築ビルで、
丸の内の三菱村の目玉となる「三菱一号館美術館」です。

もともとは1894年に竣工されたジョサイア・コンドル設計の建物なんですが、
ホンモノは1968年に取り壊されています。

また、写真奥にあるビルも現在建設中なのですが、こちらは「丸の内八重洲ビル」という
近代建築のビルを取り壊して建設しています。(部分保存していますが)

新品の近代建築見られたのは貴重なような気もしますが、なんかだあべこべだなあと思います。
知らない人は絶対勘違いしますしね。

ホンモノに限りなく近いニセモノ(三菱一号館)と、ホンモノの上っ面(丸の内八重洲ビルの部分保存)を
見ながらちょっと考え込んでしまいました。

山下公園近辺の夜景

ぽむ吉マニアックス-夜景1



ぽむ吉マニアックス-夜景4



ぽむ吉マニアックス-夜景2



ぽむ吉マニアックス-夜景3


三脚を持って山下公園近辺に写真を撮りに行きました。
上の写真はすべてシャッターを15秒間開けて撮ったものです。もうちょっと短くてもよかったかなあ。

団地、夕暮れ、GRデジタル

ぽむ吉マニアックス-夕暮れ団地3


ぽむ吉マニアックス-夕暮れ団地2


ぽむ吉マニアックス-夕暮れ団地1

僕はカメラを3台持っていまして、以下のとおりです。

・CANON EOS Kiss デジタルN(レンズはEF17-40mm F4L USM)
・GR DIGITAL(初代)
・LUMIX DMC-FX37

デジイチはかなり古くなってしまったんで、新しいのを買いたいんですけどね。5D Mark IIとか。

ちなみに上の3枚の写真は初代GRデジタルにワイドコンバージョンレンズを装着して撮った写真です。
実はGRデジタルで撮れる写真の色合いがあまり好きではないんですが、
夕暮れ時の景色だけは別なんです。とても綺麗に撮れるんですよね。

GRデジタルはコンデジにしては高いカメラなんですが、こういう写真が撮れるのでまあ買ってよかったかな
と思っています。

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